JEO とは・・・

  「幼い子どもたちや生まれてくる生命のために、持続可能な社会の実現を目指す」 

 の理念もと、どのような環境にある子どもたちでも等しく、未来に希望を持って成

 長する機会がられるように、児童養護施設への支援、子ども食堂の実施、各種啓発

 セミナーの開催等、様々な取り組みを行っています。

 

  この理念に賛同する多くの企業や個人が会員として当法人を支えています。


    

代表あいさつ

 「子どもに均等な機会を」という当法人の名称、少し変わっていると思いませんか?

当法人の設立の理念は、「幼い子どもや生まれてくる生命のために、持続可能な社会の実現を目指す」というものです。でも実際に何をしようとしているのか、わかりにくい。そこで、児童養護施設を中心に、子どもたちの支援をする団体だということを名称自体ではっきりさせたのです。

 

少子高齢化の時代、子どもたちは社会の宝のはずです。ところが、実際には「親がちゃ」という言葉のとおり、家庭の貧富の格差が子どもたちの教育、職業、結婚などに決定的な影響を与えています。多くの親たちが余裕を失い、育児放棄や虐待につながってしまっています。全国に児童養護施設は約600か所あり、約3万人の児童が暮らしています。どのような境遇に生まれようと、子どもが本来もつ生きる力、成長する力を伸ばし、自己実現できる機会を保障すること、それが「持続可能な社会」につながります。

 

この間、児童養護施設の子どもたちや家庭に恵まれない子どもたちは生活の貧しさに苦しむだけでなく、普通の子どもたちが普通に経験するはずのさまざまな「体験の貧困」によるハンディを背負っていることを私たちは学びました。そうだとすると、子どもたちの均等な機会として何が不足しているのか、模索していくことがJEOの使命です。

 

これまで定期的な子ども食堂の開催のほか、電気自動車の贈呈などの物品による施設の支援を行ってきました。また、事業者様の温かいご協力を得て、子どもたちに有名飲食店の食事体験、PCと教育ソフトを使った学習機会の提供などを行ってまいりました。

辻前理事長が作り上げたJEOの組織とネットワークを引き継ぎつつ、今後は、子どもたちにより豊かな社会体験の場を提供できる活動を展開していきたいと考えています。たとえば、農園での収穫作業や、会員企業との交流企画などです。

 

私自身は弁護士になる前の学生時代に、セツルメントという地域に出かけていってそこで子どもや独居老人などのケアを行う活動を行っていました。JEO理事長となることは、法律家になる前の原点に回帰することだと肝に銘じています。

 

皆さまとともに、子どもたちと顔と顔でつながる活動を広げていたいと思います。どうかご支援のほどよろしくお願い申し上げます。


              

 

                            令和 6年 7月 1日

                         公益社団法人JEO・子どもに均等な機会を

                                     理事長 池田直樹